写真枚数が多いので、劇場別になっています。

◯大忍者劇場
椅子に座って観るタイプの、かなり大きなキチンとした劇場です。客席のまん中を花道が通っていて座席が左右に分かれているので、色々と座る位置を変えて観るのもオススメです。一番のオススメ位置は、花道横の最前列ですが…(笑)
約30分と上演時間が長く出演者も多いので、大抵午前と午後でキャストが入れ代わります。同じ話でも、別キャストで観てみるとそれぞれの味があって楽しめますよ。
その回の出演者は、劇場前にある看板でチェックできます。そこで贔屓の忍者の名前を密かに調べるもよし、客整理にまわっている忍者に出演予定を聞くもよし。
花道上空や舞台横よりロープを使って登場したり、刀の殺陣だけではなく、棒術や縄術も扱う、多才な忍者を観ることができます。
シリアスなストーリー展開かと思いきや、かなり笑える箇所もあったり。年令性別問わず、一番一般受けする忍者劇ではないのでしょうか?
音響効果でかなり大きな音をたてる場面もあるので、心臓と気の弱い方は心してご覧ください。熱中して、いつも忘れちゃうんですけどねー。

忍び外伝『蒙古襲来の前哨戦 〜元の忍者と大和忍者の決戦』
戦国忍闘伝『真田幸村 九度山脱出 〜真田忍者 対 服部忍者』其の二
『将軍家光 日光社参の襲撃!日光山の激闘!』
◯からす屋敷
からす屋敷は所謂忍び屋敷、カラクリ屋敷です。実在する京都の二条陣屋や、金沢の妙心寺のようだとでも申しましょうか(すっげ〜面白いっすよ、忍者寺!)。敵の目を欺き、逃れる仕掛け、仕組みがいたる処に仕込まれています。
どこから忍者が現れるのかわからない、建物自体の構造を楽しむのはもちろんですが、ここは舞台と客席の間が異常に近い(ってゆーか、目の前)ので、物凄いスピーディーで迫力のある死闘を目の当たりに観ることができます。
上演時間が約10分と短いのは、忍者がずーっと戦っているから。きっと凄い運動量だと思います。ストーリを追うよりも、容赦ない殺陣の早さに単純に目を奪われてください。
靴を脱ぎ、座敷に座って見るタイプの劇場なので、最前列でかぶりつきたかったら、脱ぎやすい靴を予めチョイスしてくることが重要。そして、一軒の屋敷自体が丸々劇場なので「定員が100名」と他より狭く、ある程度前から並んで待っていたほうが無難でしょう。すぐに満員になってしまいます。カウンターを持った忍者が動きだしたら、すぐに列に並んだほうが良いかと思われ。
ストロボライトが苦手な方、靴を脱ぐのが面倒な方、もしくは舞台全体を見渡したい方は、後方で立って観る場所もあるので、そちらにどーぞ。
でも終わった後で出演していた忍者と写真撮りたかったら、最初っから座敷に上がっているほうが頼みやすいですよ。

虎の巻争奪戦『伊賀忍者対甲賀忍者の死闘』
◯空中街道、野外劇
『服部半蔵 vs 風魔小次郎』の頃の写真です。もう空中街道は復活してくれないのでしょうか?観客参加型野外劇場で、すごく好きな演目だったのに〜。ツマンない〜。ある〜。
野外で天候に左右される上に、雪でワイヤーが痛むのでメンテが大変、というお話は聞いていたのですが、残念です。
「からす」で才蔵が奪われた巻き物を、「街道」で佐助が取り戻すという、流れが繋がっているストーリーもよかったのに…。街道の出口はからすの真裏だったし。

期間限定野外劇は、基本的に夏・冬の長期休暇時期に行われることが多いようです。村の中心にある火の見櫓をメインに、村全体を舞台として展開されてゆきます。
将軍が馬で乗り付けたり、両国亭の屋根から掘に刺客が転げ落ちたり、剣舞を舞ってくれたり。村のオールキャスト出演で、見なれない格好をした皆さんを見ることができるのも楽しみのひとつです。前髪つきの少年剣士なんて…そそる〜(笑)
なにせオールキャストなので、一日一公演のみ。そう何度も見る機会はないので、タイミングが合う時は観ておいた方がよろしいかと。

空中街道
期間限定野外劇『会津・白虎隊 飯盛山の最期』
期間限定野外劇『丹下左膳・ドクロ魂が切る!』(←レポになってませんが)
期間限定野外劇『ちょーカッコイイあゆみさん(←オイ)』
夏期限定野外イベント『水掛龍神升神輿』←New!
◯北町奉行所、etc...
どこぞの小京都といった風情ある景色のように見えますが、ニャンまげ劇場横から奉行所を臨むの図。奥が吉良邸と小伝馬町牢屋敷になっとります。
南町は、主に舞台となるお白砂をコの字型に囲んだ客席にのみ屋根があります。屋敷側の舞台はあまり使わないので、ここの上演も天候に左右されます。朝一番の上演のみで、あとは休演になってしまうこともあるので、天気が不安な時は大忍者の誘惑を振り切って、村の一番奥まで直行することをオススメします。先日はそれで涙を飲みました。
真面目なお白砂裁きか〜、なーんて思って観ていると大間違いです。奉行所の演目はかなーり笑えます。毎回どこまでがアドリブなのかわからず、どうにもフォローが効かなくなる仲間内への容赦ない突っ込みも素敵です。ざーとらしい小道具の仕込みも見逃せません。舞台転換も役者自身がその場でやってくれます。お客を巻き込んで、適等に力の抜けた、肩のこらない芝居を見せてくれます。
02年から北町奉行所になりました。忠相から金さんへ。本当の奉行所のように月番で順番に北と南をやればいいのにね。

村内はその場所自体が一種舞台です。その中で気になったものを撮ったスナップ集のつもり。食べ物が圧倒的に多いのは何故〜。

『雪の江戸村』『秋の江戸村・北町周辺』『村内演出な皆さん』
『'04早春の江戸村』『'04真夏の江戸村』『'04秋の男前・北町&両国座周辺』
『'05年の夏休み』←New!